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カメラスケッチ(1)
 生まれたてのわが子に、お乳を与える微笑ましい光景。仔犬たちは、生を受けた直後から自分の乳首を決め、しゃにむに、むしゃぶりつくかのようです。

 生まれ落ちた瞬間は手のひらにのるほどなのに、1年後には威風堂々の姿を誇ります。その中から、秋田犬史に残る名犬が出ることもあります。

 素質に恵まれた子が成長すると、「私は展覧会に出るために生まれてきた」といわんばかりの立ち方をします。それこそが、優れた秋田犬の資質といえます。

 こちらは、隣の写真の子犬たちが生まれて30日経った日のスナップ。よちよち歩きという形容がふさわしいほど、歩き方はまだぎこちないです。

 白の子の顔には、茶色がついていますね。これは毛が茶なのではなく、「おっぱい焼け」といわれるもので、お乳の成分が付着したものです。乳離れとともに徐々になくなり、真っ白になります。 

 右上の4頭の子の別カット。これぐらいの日数が経つと、母親に甘えるのと同じように、オーナーにも甘えます。どうです? みんな、楽しくてしょうがないという感じでしょう。興味深いことに、同じきょうだいたちでもグレード順位は、めまぐるしく変わっていきます。

 生まれた直後に「これは、一番下だな」という子が10日、20日、30日と、成長とともに"大化け"してトップに躍り出たりします。めまぐるしく変わるところに興奮を覚える熟練オーナーは「これだから秋田犬はやめられない」といいます。

 4頭の子犬たちが、生まれて45日経ちました。生後30日の時は、歩き方がぎこちなかったのですが、それから半月も経つと、とてもやんちゃです。いろいろなものに関心を示します。  

 これも45日経った4頭の別カット。子犬専用の犬舎にカメラを向けたら、みんなそろって「なんだろな」って顔で、こちらを見ています。あらゆるものに興味津々です。
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